モータースポーツ史年表を育てる

人物、サーキット、そして「時間を並べて見る」仕組みへ

今日は、制作中の「モータースポーツ史」年表をかなり育てることができた。

もともとは、1936年の「多摩川スピードウェイ開場」と、1966年の「富士スピードウェイ開業」という、ごく少数の出来事から始めた年表だった。

それが今日は、人物、サーキット、ライフラインという別の時間軸が加わり、少しずつ「年表」というよりも、モータースポーツ史を時間軸で眺めるデータベースのような形になってきた。

まずは人物データを増やした

最初に people.json へ、日本のレーシングドライバーを追加した。

浮谷東次郎、生沢徹、川合稔、福澤幸雄、星野一義、篠塚建次郎、風戸裕、中嶋悟、鈴木亜久里、片山右京。

人物ごとに、

生年月日
没年月日
役割
関連情報
典拠

を持たせる構造にしている。

まだ関連する車両やチーム、レースなどは空欄だが、まず人物そのものを登録しておき、あとから関係を張っていく考え方だ。

これだけでも、人物カードを並べるとかなり面白い。

しかし、さらに面白かったのが「人物ライフライン比較」だった。

人物の生年から没年、あるいは現在までを一本の横棒として表示する。

すると、同じ1942年生まれの浮谷東次郎、生沢徹、川合稔の人生が、それぞれまったく違う長さの線として見えてくる。

歴史の中で人物を見るというより、人物の生涯の中に歴史を見るような感覚が出てきた。

自動車会社の創業者・技術者も加えた

人物データをドライバーだけに限定する必要はない。

そこで、モータースポーツと深く関係した創業者や技術者も追加した。

ヘンリー・フォード、フェルディナント・ポルシェ、ルイ・ルノー、エットーレ・ブガッティ、W・O・ベントレー、エンツォ・フェラーリ、本田宗一郎、コーリン・チャップマン、ブルース・マクラーレン。

外国人名はカタカナで表示しつつ、原綴りも保持するようにした。

役割も、

driver
founder
engineer
team_owner

などを持てるようになった。

画面表示では、





ドライバー
創業者
技術者
チームオーナー

と日本語化する。

ここで人物ライフラインの開始年代が、一気に1860年代まで広がった。

ヘンリー・フォードの時代から、現在の日本人ドライバーまでが一本の時間軸に並ぶ。

こうなるともう、単なるレーサー名鑑ではない。

自動車の成立、産業化、競技化、技術開発という長い流れが見えてくる。

JSONの並び順ではなく、生年順に自動表示

人数が増えてくると、people.json に登録した順番のまま表示するのは不便になる。

そこで app.js を修正し、人物カードと人物ライフラインの両方を、生年月日の古い順に自動ソートするようにした。

これによって、JSONは追加しやすい場所に追記していっても、画面では自動的に年代順に並ぶ。

これは小さな変更だけれど、データが増えていくことを考えるとかなり重要だ。

途中でJavaScriptを止めてしまった

もちろん、今日は順調なことばかりではなかった。

app.js を編集している途中で、

const roleLabels = {

const roleLabels = {

と同じ宣言を二重に入れてしまい、JavaScript全体が止まった。

結果、ページの表示も止まった。

コードを見直して、重複した一行を削除すると復旧。

こういう小さなミスも、作りながら覚えていく過程の一部だと思う。

GitHubのログインにも少し悩まされた

今日はGitHub側でも妙な現象があった。

サインインしているはずなのに、ファイルを変えると鉛筆アイコンがグレーになり、

You must be signed in to make or propose changes

と表示される。

ログインし直すと編集できるようになるのだが、Commit後に別ファイルへ移動するとまた同じことが起きる。

Googleアカウントでのログインそのものが原因というより、GitHubのセッション認識の問題らしい。

Web上で直接編集する方法は手軽だが、ファイル数が増えてきたら、そろそろローカル編集+GitでまとめてCommitする方法も考えた方がよさそうだ。

次にサーキットをデータ化

人物の次は、サーキット。

新しく、

data/circuits.json

を作った。

最初に登録したのは、

多摩川スピードウェイ
鈴鹿サーキット
富士スピードウェイ
筑波サーキット
スポーツランドSUGO
岡山国際サーキット
オートポリス
モビリティリゾートもてぎ

など。

さらに船橋サーキットも追加した。

サーキットデータには、

名称
英語名
所在地
開場
閉場
施設種別
関連人物
関連イベント
典拠

などを持たせる。

最初は circuits.json を読み込めるところだけ作り、デベロッパーツールのConsoleに、

サーキットデータを読み込みました。

と表示されることを確認。

そこから一段ずつ、画面にサーキット一覧を表示し、CSSで人物カードと同じ2列表示に整えていった。

サーキットにも「存続期間比較」を作った

さらに、人物ライフラインと同じ発想で、

サーキット存続期間比較

も作った。

多摩川スピードウェイは1936年から1950年。

鈴鹿サーキットは1962年から現在。

富士スピードウェイは1966年から現在。

船橋サーキットは1965年から1967年。

これらを同じ時間軸上に横棒で並べる。

ここでも、単なるサーキット一覧とは違う発見がある。

「この施設はどの時代に存在していたのか」が、一目で分かる。

人物とサーキットの両方を横棒で表示すると、今後、

この人物が活動していた時代に、どのサーキットが存在していたのか

という読み方もできるようになる。

浅間は「施設」より「イベント」として扱う

今日は浅間についても少し考えた。

浅間は鈴鹿や富士のような常設サーキットとして単純に circuits.json に入れるより、そこで開催されたレースそのものを timeline.json に入れる方が自然ではないか。

たとえば「全日本オートバイ耐久ロードレース」や浅間火山レースなどを、出来事として扱う。

これは今後のデータ設計にも関係してくる。

circuits.json
=場所・施設

people.json
=人物

timeline.json
=出来事

という役割分担が、だんだんはっきりしてきた。

将来的には events.json を独立させてもいいかもしれない。

今日わかってきたこと

今日一日で、このプロジェクトの方向がかなり見えてきた。

これは「文章を書いた年表」ではなく、

人物、場所、出来事などを、それぞれ独立したデータとして持ち、それらを時間軸上で重ねて読む仕組み

になりつつある。

JSONの一件一件は小さなデータだ。

けれど、それらを同じ時間軸に置くと、

「この時代に、この人が生きていて、このサーキットが存在し、このレースが開催された」

という関係が見えてくる。

年表を作っているつもりだったけれど、もしかすると作ろうとしているのは、

歴史を時間軸から探索するインターフェース

なのかもしれない。

今日はここまで。

次は、人物ライフラインとサーキット存続期間比較に同じ歴史イベントを重ねたり、浅間のレース史を timeline.json に追加したりしてみたい。

https://03llc.github.io/motorsports-history/index.html

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